PR TRANSFORMATION AGENCY

24/01/11

広報・PR

PR会社の選び方とパートナーシップは欧米型にシフト

24/01/11

■欧米型の専門性と期間重視に
PRエージェントのセレクトは欧米では専門性が最も重視されます。
例えば、選挙PR、アパレルPR、製薬PR、特に食品などはジャンルが広い分
加工品や農作物などによって強みが変わるので、どこが強いのかを
見極めて発注します。また受注期間も重視されます。
欧米の場合コンサルタントの良し悪しやレベルは
「どの業界をどのくらい長くやったか」で
決まります。例えばPRマンの年収の決まり方も
業界の長さと実績によって決定されます。
PR会社に10年いたスキルではなく
「食品関連、特に素材のPRを〇年やって〇%シェアを伸ばした」など
担当した業界の長さや実績により決定されるのです。

■日本型PR会社はスポット受注が多い場合も
国内の大手PR会社は「業界は問わず」「広報部もマーケ部もやります」
というところが多いのです。

それはクライアント直接ではなく総合広告代理店からの仕事を
受注からスタートして発展した企業も多いからです。
総合広告代理店が自社で大きなキャンペーンをトータルで
受注してそこから仕事を受注する場合も多いのです。

なのでPR会社のクライアントは総合広告代理店となり
スポットでメディア誘致を担当して発展してきたいという経緯があります。

■守りの広報と最近のトレンド
一方広報部専門型というのもあります。主に広報部のレリース作成の
配信のサポートをしたり、クリッピングをしたり、最近はSNSの運営などお手伝いする会社です。

■メディア力に期待するとやはり専門性になる理由
最近は国内でも専門性を意識したパートナー選びが行われています。
例えばアパレルがメインクライアントのPR会社がいきなりITの案件を受注した場合にメディアリストの作成からスタートしなければなりません。
さらにメディア毎の影響力を調べてリレーションをゼロから
構築していく必要があります。折角予算をとって外注しても
PR会社に業界の説明ばかりをする期間が非常に長くなってしまうことがあります。

食品も同様です。「世の中を味方にして確実にファンを増やし、買いやすい環境を作ること」が課題だとしたらそれに合うコンテンツ、消費者の代表であるメディアを攻略する必要がありそれのパートナー探しが必要です。

今、消費者の代表としてメディアがどうゆう風に考えているのか、どんな情報だったらほしいのかを理解するには時間がかかります。
しかもそのコンテンツや誰が語るのがベストかを理解するインフルエンサー選びも重要です。
最近はSNSで話題や行列だけではメディアはなかなかとりあげてくれないのです。
「なぜイマなのか」を一緒に考えてくれるパートナーとしてのPR会社をセレクトしてください。

執筆者:J&Tプランニング 市川
https://www.jtplanning.biz/