PR TRANSFORMATION AGENCY

23/12/19

プレスリリース・企画

広報初心者

レリースを作業しにない。伝えるべきを明快にする

23/12/19

新人広報マンとして配属されて陥りがちな思考は、広報の一連の仕事がルーティーン化して

1つの1つの仕事に優先順位をつけられないことがある。

会社のホームページの更新、ネットの口コミのチェック、社内報の締め切り、

株主総会の資料の作成などのルーティーン業務のなかに「報道資料作成」と配布というのが入ると

社内から上がってきた情報を作業としてまとめがち。

少し視点を変えると広報マンとしてのスキルがぐんと上がる。

企業目線の定型で出すレリースが掲載されなくて当たり前だ。

それを繰り返さないこと。

大企業の場合は、レリースを年間200本とか出す場合もあるそう。

新製品発売、新サービスローンチ、新メニューがスタート。

これらの日々のことならば定型レリースでいいかもしれない。

でも200本に松・竹・梅の優先順位がついていることが重要。

200本ならば週末を除いてほぼ1日1本来てしまう。

これをもらった側はまた同じ封筒で来たと思われて封筒ならば開けずにゴミ箱。

メールも迷惑メールに振り分けられてしまうこともあると思う。

まずは自社のホームページにあればいい情報であればあえてメディアに

送らないという選択も必要だ。業界紙10本しか掲載されない情報を300媒体に

送りつけること一度見直したほうがいいと思う。

社内の情報を松・竹・梅に分けて作り方を変えてみる。

会社にとって有益かつこれは消費者に大いに知ってもらいたいと思えば、

定型の報道資料ではなくて、報道しやすく、かつ報道されたあと

ユーザーが喜ぶ情報であったほうがよい。

ただし会社にとって必要かどうかは新人である広報マン1人が決めてはいけない。

でも新人だからこそ消費者の代表だけでなくそのブランドのファンクラブ代表の

気持ちになってこれは「面白いし、これを知ったらうちの会社がもっと好きになって貰える」

という視点はあったほうがいいしどんどんと発言すべきだ。

レリース配信でなく、オンラインの記者発表会などを提案してもようと思う

(お金がかからないので)何を書いていいかわからない問題に直面したら

画像を繋いで絵本にせよ。

新人広報マンがレリースを書こうとしてもなかなか書けないのが悩ましいところ。

手がとまってパソコンの前でスタックする前にやった方がいいのは、

写真などのデータを貼り付けてスートリーとしてしまうことだ。

メディアは情報を取り上げたいと思ったら取材先がたくさんあったほうが

マスコミも取り上げやすい。A4でここに社名が入っていていう定型のレリースを

1P作ったら2P以降は「これを知ってほしいな」という気持ちでフリースタイルで

画像にキャプションの組み合わせで資料を作ればいいと思う。

但し外に出すものは必ず社内のチェックは必要だが。

レリースとSNSは違う。レリースはあくまで報道の取材を誘致するためのモノである。

最近の広報マンは自身でSNSでライブ配信をしたりするので、

レリースを書く時もつい消費者にダイレクトに届くと思いがち。

気をつけたいのは会社の資料はあくまで会社の情報発信であるということ。

この視点を間違うと一人称が曖昧な文章になる。

社内と社外の人のコトバをかき分けることも重要。

誰かに語ってもらい、誰かに報道してもらい、そして消費者に届けるもの。

これを理解すればかなりの確率で露出は増えると思う。

結論、レリースは書くのが目的ではなく、知ってもらうのが目的である。

執筆者:J&Tプランニング 市川
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