PR TRANSFORMATION AGENCY

24/01/05

プレスリリース・企画

メディア

PRで第一四半期を勢いづけましょう

24/01/05

食品や消費財メーカーにとって、4月または第一四半期は1年でも
最も大切な時期だと思います。

新商品が流通の棚に並ぶかどうか、本部商談で見通しが立っている商品もあれば数店舗に先行導入して、実績次第で扱い店舗を増やすというケースもあると思います。

新商品の発売、導入後にPRができることは棚落ちを防ぐことです。
最も望ましいのは、導入直後から購入の回転がよいことですが、
なかなか思い通りにいかないケースもあると思います。

そこで、PRでメディアに取り上げられていると、
棚落ちの回避や初回導入後、発注が期待できます。

少しでもPRの経験があると、
「メディアはニュース性がないと取り上げてくれない」と
思われているかもしれません。

もちろんニュース性があることに越したことはないですが、
自社にある情報を整理すると、PRできる情報、「情報資産」が見えてきます。
例えば、企業やブランド(商品)の歴史は、最も強い「情報資産」です。
他にも、商品の開発背景を開発ストーリー、開発秘話としてまとめる。
開発秘話の場合、成功した情報だけでなく、失敗や挫折などの紆余曲折もまとめることで魅力的な情報になります。
食品会社でしたらレシピ、できれば動画のほうがいいです。
ハンドクリームメーカーならば、ハンドクリームの正しい塗方など
これらの情報は、今年も使えるし、来年も使えます。

われわれはこのような情報を「ストック型コンテンツ」と呼びます。
企業の広報部門は、この「ストック型コンテンツ」を貯めれば貯めるほど、広報力がつきます。
「ストック型コンテンツ」は継続的に使えるので、弊社では「コミュニケーション・アセット」とも呼んでいます。
われわれがお手伝いする場合、「コミュニケーション・アセット」を顧客と開発して、PR活動の土台をつくります。
ただし、「ストック型コンテンツ」だけだと、メディアに対する動機づけが弱いので、“今らしさ”を付け加える必要があります。
例えば、春夏秋冬の季節トピック、「○○日」など旬の情報がそれにあたります。旬の情報は鮮度が大事なので、時間とともニュールバリューが低下して、早いサイクルで消費されるフロー型の情報といいます。
「ストック型コンテンツ」に必然性の入口をつくるために、フロー型情報を加えて、「フロー型コンテンツ」変換します。

また新商品PRを広報視点で考える場合も商品起点ではなく、事業活動起点で考えるとPRチャンスがみえてきます。
事業活動=ストック型、新商品発売=フロー型としてPRコンテンツをつくれます。

広報活動の第一歩は、情報資産(アセット)を探して→整理して→ストック型コンテンツに、それに“今らしさ”の味付けをしてフロー型コンテンツにできれば、必ずチャンスがあります。

広報のいいところは、やる気になれば1人でも工夫して実行できます。

年間で最も大切な第一四半期で実践してみてはいかがでしょうか?

執筆者:M3カンパニー 松本
https://www.m3com.jp/